パドックを見て競走馬の調子を見るポイント

パドックを見る意味

レースはやはり強い競走馬が勝つ事が多いのは事実。
だが、なぜ有力馬とされている競走馬が力を発揮できずに勝利できないことがあるのか。
レース展開で塞がれ上手く走れなかったということもありますが、実際はその競走馬の調子はどうだったのでしょうか?
それを判断するためにパドックを見て競走馬の調子を見極める事ができるのです。

腹帯で見る

パドックでは腹帯と言われるものをくくりつけています。
鞍をくくりつけている帯なのですが、そのくくりつけている帯のラインを見ることでその競走馬が太めなのか細めなのかで調子を判断できます。
一番よい状態とされるのは自然にせり上がっている状態。
この線のカーブがたるんで見えたり丸みを感じる場合は上手く体重調整ができていない可能性があります。

毛ヅヤを見る

毛ヅヤとは人間で言えば肌ツヤにあたる。
毛ヅヤがいい状況は毛並みがしっかりと揃っており、なめらかな感じがあり、筋肉の躍動がしっかりと伝わってくるように感じることが出来ればいいといえる。
光沢を放っているかのように感じることが出来れば調子はいいといえる。
更に絶好調と言える状態があり、円状の斑点が見えるような時は一見何かの病気かなと思えるがこれが正に絶好調なのです。
逆に不調と感じるのは毛並みがゴワゴワしてたりボサボサしている感じがあれば不調といえる。
馬は冬場に冬毛が生えてくるのですが、その毛がしっかりと抜け落ちてなかったりすることもあるので確認しましょう。

歩行を見る

パドックを回っている時に前の競走馬を追い越そうとする競走馬は落ち着きがないように見えるが、体調がよく調子がいいと言える。
その他は踏み込みなどに力を感じるかを見るために、前脚が地面に触れている時間が長いほどゆとりのある歩き方で柔軟かつ元気のいい状態。更に、後ろ脚の蹄がクルッと後ろを向きリズミカルになっている状態もいい。

顔を見る

顔で調子を簡単に判断できるポイントとしていくつか簡単なものを紹介します。
まずは目。目をよく見てみると血走って赤くなっていたり白目を向いたりする事がある競走馬は調子が悪いことが多い。
次に耳。耳がくるくる回している競走馬は周囲が気になって落ち着きが無い状態。耳をしっかりと前に向けている競走馬は平常心が保たれている状態といえる。
最後に首。首をしっかりと前に伸ばしている状態はいい状態。ですが、その逆のアゴをグッと引いて丸く曲げこんだ状態でも悪くないので首で判断するのは難しいかもしれない。
一番わかりやすいことは首を上下に大きく振っている競走馬。気合がノッているのは確かだが、その状況が長く続けば疲れてしまいレース前にバテていることがあります。

騎手と厩務員

パドック走行中に厩務員が1人なのか2人なのかをチェックしましょう。
2人で引いている場合は暴れたり気性が荒い競走馬であることが感じられます。
パドック途中から2人になったり、厩務員に引っ張られて歩いている競走馬はあまり良くない状態かもしれません。
次に騎手ですが、騎手が騎乗した後に、シャンとした感じがあればいい状態。逆に暴れだしたりするのかを見てみましょう。