【G1】高松宮記念2023無料予想 中京競馬場

【高松宮記念2023】パワー・勝負根性・器用さを持ち合わせる「妙味ありな中京巧者の4歳馬」が春のスプリント王者へ

国内に2つしかない短距離GⅠのひとつ、春のスプリント王決定戦「高松宮記念(GⅠ/芝1200m)」が中京競馬場で行われる。

過去10年で見てみると1番人気が【2-1-2-5】、2番人気が【2-4-0-4】、3番人気が【2-1-3-4】と、上位人気はそこまで高い成績を残している訳ではない。

一方、4番人気~9番人気は【4-3-1-52】とそれなりに好走しており、昨年は8番人気・5番人気・17番人気のワンツースリーで3連単の配当は280万円を超える波乱決着。

10番人気以下の馬も【0-1-4-84】と度々馬券になっている「波乱含みのGⅠレース」だ。

雨予報でタフな馬場をこなせるパワーととにかくインをつける器用さが必須

レースが行われる中京芝1200mは、バックストレッチからスタートしてコースを約半周するレイアウト。JRAの芝1200mでは、最後の直線が一番長いコースだが、バックストレッチ半ばから直線入口まで下り勾配が続くので息が入りにくく、直線に向くと高低差2mの上り坂があるのでタフなコースといえるだろう。

また、それ以上に注意しなければいけないのがスパイラルカーブを備えたコーナーだ。外を回すと直線の入り口では大外にいるような状態になり、距離の短い1200m戦では致命的なロスになりかねない。このあたりは過去10年の枠順の成績にも現れている。1~4枠は【6-5-5-64】に対し、5枠~8枠は【4-5-5-85】。差し馬でも「内をロスなく走り内を捌く」乗り方でないとなかなかアタマまでは難しいということだろう。

馬場状況としては、中京コースは今週で3週目になる。開幕週こそ時計は速かったものの、先週は金曜日と土曜日の雨の影響で全体的に時計がかかっていた。ただ、今週よりBコースを使用するので傷んだ箇所はカバーされそうなものだが、今週も週中、土日に雨予報が出ており、先週同様に時計がかかる馬場になる可能性が高い。

如何に距離ロスなく内を捌いて、1200m以上もこなせるようなスタミナも兼備したタイプに的を絞っていきたい。

G1 高松宮記念の予想

◎⑱ウインマーベル

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本命には前走GⅢシルクロードSで7着だったウインマーベルを推す。

前走はハンデ戦でトップハンデの59kgという斤量に、内有利の馬場状態で大外枠からの出遅れとツキもなかった。

ただ2走前のGⅠスプリンターズSでは、前有利な馬場状態のなか、スタートからロスがあったものの最後の直線では狭い内を縫って最後まで伸び続け、勝ち馬のジャンダルムにタイム差なしまで迫っての2着。

レース内容としては出走馬中ワンバーワンといっても良い内容だった。前述の通り内を差してこれる勝負根性や器用さも持ち合わせおり、なおかつ中京芝コースも【2-1-0-2】と得意としている。

重馬場や時計のかかる馬場も特に問題ないタイプなので、道悪になっても心配なさそう。調教もビッシリと追われ、動きもパワフル。

前走の負けと大外枠で人気も多少落ちるのであれば妙味も高いと考え勝負。

◯⑮ナムラクレア

2番手は今回1番人気が予想されるナムラクレア。

前走はGⅢシルクロードSを快勝。道中7番手追走から4コーナーも内をまわり、スムーズに進路が空いたとはいえしっかり内を突いて抜け出して勝利した。

3歳時のGⅠ桜花賞でも内を突いて伸びて3着に来たように、内を上手に、強気に立ち回ることができる器用さは今回間違いなく強みになるだろう。

2走前のGⅠスプリンターズSでは5着と敗れてはいるが、外々を周るかなり大味な競馬をしており、内が伸びる馬場状態だったことを思うと評価を下げるほどの内容ではなかった。

2歳戦ながらも不良馬場で勝利経験もあり、多少馬場が渋っても問題ないタイプと見る。調教の動きも悪くなくスムーズならアタマまでも当然ありえるだろう。

ロータスランド

3番手は昨年のこのレース2着馬のロータスランド。

昨年の高松宮記念では、得意としている渋った馬場もプラスしたが、最後の直線でも内を捌いて、最後まで脚色は鈍ることなく伸び続けての2着だった。

今年も似たような枠番からの発走で似たような馬場になることが予想されるので侮れない存在だ。また、調教の動きを見るに今回は状態面でも近走の中で抜群に良さそう。

前走のGⅢ京都牝馬Sでは、内をロスなく回り、最後の直線でも内を通っての上がり最速の3着。鞍上はイン突きの名手でもある岩田康誠騎手で高松宮記念も引き続きの騎乗。

このレース内容が予行演習として今回活きるのは間違いない。展開次第で連帯、アタマまでもあるかも。

トゥラヴェスーラ

4番手は8歳になるトゥラヴェスーラ。

前走はGⅡ阪神カップで8着と敗れているが、かなりロスの多い競馬をした中で、勝ち馬とのタイム差はわずかに0.2秒差なので、それほど悲観する内容ではない。

GⅠでも3走前のスプリンターズSでは詰まりに詰まって勝ち馬と0.3秒差、4走前の高松宮記念でも勝ち馬と0.1秒差の4着と大レースでも上位に全く引けをとらない走りを見せている。

後方からの脚質なので、展開面の助けは必要なものの人気もそれほど高くなく抑えて損はない1頭。渋った馬場の大レースでも好走しているので雨の心配もなし。

騎手は乗り替わりとなるが、状態も良さそうで複勝圏内への可能性は十分。


その他、前走GⅠ香港スプリントで5着の⑤メイケイエール、昨年の高松宮記念勝ち馬の⑥ナランフレグ、4連勝中で勢いのある⑫アグリ、前走GⅢシルクロードSで4着の⑭トウシンマカオを加えた合計8頭で馬券を組み合わせていきたい。

G1 高松宮記念の勝負買い目はこれだ

単勝…⑱ウインマーベル<1点>
馬連…⑱ウインマーベル→①⑧⑮<3点>
3連複1頭軸流し…⑱→①⑤⑥⑧⑫⑭⑮<21点>

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