【G3 函館スプリントS2023】函館競馬場過去データの傾向から予想

北海道シリーズ開催を告げるスプリント重賞

いよいよ今週から夏競馬がスタートする。北海道シリーズ開幕を告げるのは、函館競馬場を舞台に行われるスプリント重賞である函館スプリントSだ。

別定戦で行われる函館スプリントS。今年登録している16頭のうち、最軽量はブトンドール、ムーンプローブ、リバーラといった3歳牝馬勢の52キロ。最も重い斤量は去年の京阪杯を制したトウシンマカオの58キロ。

軽斤量を生かした若駒の活躍か?それとも実績馬が意地を見せるのか?暑い夏の戦いが函館から始まる。

函館芝1200mは内がごちゃつきやすいコース

中央の競馬場の中で最も直線が短い函館競馬場。芝コースの直線は約262mとなっている。また、小回りということでコーナーで膨れる馬が少なく、内でごちゃつきやすい傾向がある。

一団となってレースが進みやすいスプリント戦だからこそ、内にいては馬群に包まれて何もできないということもある。現に2014年のストレイトガール(単勝1.6倍11着)のように、内で包まれて全く追うことができないという馬も珍しくない。

さらに開幕週ということもあり、内と外で馬場に差がないことで内に馬が密集すると予想できる。過去のレースを見ると、トウシンマカオのように中団からレースをする馬が内枠に入ってしまったのは不利だと考えられる。

3歳馬の好走が目立つレース

今年の函館スプリントSには、3歳勢が3頭出走する。3頭全て牝馬で52キロという軽斤量。過去のこのレースを見てみると、軽斤量を生かした3歳牝馬勢の活躍が目立つ。

去年の優勝馬ナムラクレアを筆頭に、2016年には12番人気でこのレースを制したソルヴェイグ、2017年のレコードタイムで勝利したジェーヌエコールなど、3歳牝馬勢がここ10年で3勝を挙げているのだ。

このレースを予想する上で、3歳牝馬は切りづらい存在になるだろう。

狙うは距離短縮組

その名の通り、1200mを舞台に行われる函館スプリントS。過去10年の前走距離別成績を見てみると、前走マイル戦からの距離短縮気味の好走が目立つ。

前走1600m組は【3・2・2・12】と複勝率36.8%を記録。同距離である前走1200m組の複勝率が16.7%、前走1400m組の複勝率が20.0%というのを見ると、前走1600m組の優位性が目を引く。

今年のメンバーの中で前走1600m組は、ブトンドールとムーンプローブの2頭。2頭とも52キロという軽斤量なので、好走をする可能性は限りなく高いと考えられる。

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特に、ブトンドールについては同舞台の函館2歳Sを制している。洋芝で直線が短い特徴的なコースだからこそ、好成績を残している馬は素直に抑えておくのがいいだろう。

G3 函館スプリントSの勝負買い目はこれだ

【買い目】
三連単マルチ軸1頭相手5頭


⑬ブトンドール

相手
⑫ムーンプローブ
⑧リバーラ
④カイザーメランジェ
⑪ジャスパークローネ
⑮キミワクイーン

各100円 合計6,000円

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