【G2】阪神大賞典2023無料予想 阪神競馬場

G2 阪神大賞典

【阪神大賞典2023】上位拮抗の様相強いレースで断然”アタマ”に信頼できる1頭はロンスパが魅力の4歳牡馬

天皇賞・春に直結する前哨戦として日本屈指のステイヤーが集う阪神の長距離重賞「阪神大賞典(GⅡ/芝3000m)」が阪神競馬場で行われる。

過去10年で1番人気が7勝しており、勝ち馬という観点で見ると3番人気以内の馬しか勝っていない。また、2013年~2015年でゴールドシップが3連覇、2021年、2022年でディープボンドが2連覇しており、リピーターレースという側面も持ち併せている。

2着以下という点で見ると4番人気以下の馬も【0-7-5-64】とそれなりに走っているが、7番人気以下になると【0-1-2-43】と好走率が一気に下がる。短距離に比べて稀が少ないといわれる長距離戦だけに実力通りの結果になりやすい側面の強いレースと考えて良いだろう。

枠順という点で見ると過去10年で7・8枠の外枠が7勝と外枠勢が好成績を残している。ただ注意したいのが、基本的に少頭数になりやすいレースなので、外枠といっても10番代前半の枠番が多い点。

外枠で勝った馬も比較的人気サイドの馬が多く、配当面も含めて考えるとむしろ内のほうが狙い目だったりもするので、枠順はそれほど気にしすぎる必要はないと考える。

開催最終週、先週は高速時計も今週の雨で例年通りステイヤー要素求められる馬場に

舞台となる阪神コースは今週で6週目となり、第1回阪神開催の最終日となる(12日目)。先週は全く雨が降らず、気温も暖かくなったので芝が成長し、先々週よりむしろ時計が速くなった印象。

ただ、今週は週中の数日と土曜日に雨が降る予報が出ており、阪神はロングラン開催ということもあるので、雨量によっては一気にタフな馬場に変貌する可能性もある。

とはいえ、そこまでの雨量でもないようなので、昨年のような「良馬場だが、多少雨の影響が残る」ぐらいのコンディションになるのではないかと予測している。

レースが行われる阪神芝3000mは、内回りコースを1周半、コーナーを6つ回るコース。下って上るを2回繰り返す形になり、ゴール前の直線が短いのでロングスパートにもなりやすい。

キレよりもパワーやスタミナといった能力がふんだんに問われるので、上で述べた降雨の影響も考えると、例年通りステイヤーとしての資質が問われるレースと考えて良さそうだ。

G2 阪神大賞典の予想

◎①ボルドグフーシュ

ボルドグフーシュ
Copyright © Japan Racing Association

本命には4歳馬のボルドグフーシュを推す。

阪神大賞典と同じ阪神芝3000mで行われた2走前のGⅠ菊花賞では惜しくも勝ち馬からハナ差の2着。

このレースは、勝ったアスクビクターモアの強さが際立つレースではあったが、ボルドグフーシュも最後の直線入り口で同じような位置にいた3着馬のジャスティンパレスをきっちり競り落とし、最後の最後までどの馬よりも優勢に脚を伸ばし続け4着馬以下に大きな着差をつけた。

さらに次走のGⅠ有馬記念でも、出遅れ後方から競馬を進め、3コーナーあたりからロングスパートを開始、イクイノックスに0.4秒差まで詰め寄る上がり最速の2着と好走。

使った脚の長さを考えると相当なスタミナの持ち主で菊花賞のパフォーマンスも含めると現役随一の長距離適性を備えていると考える。

調教の動きも良く、陣営の勝負度合いも強い。乗り替わりになるが、長距離戦でも安心して見ていられる川田騎手が鞍上。嫌う要素がほとんどないので1番人気が濃厚ながらも本命視する。

◯⑧アイアンバローズ

2番手はアイアンバローズ。

前走はダート重賞に挑戦して10着と大敗。適正だけでなく状態面もイマイチだったので、この敗戦に関してはここではそれほど気にする必要はないだろう。

また、2走前のGⅡステイヤーズSでは4着だったものの、終始力んで走っており能力をしっかり発揮できていなかった。

今回は調教の動きから非常に良く、折り合いからも進展が見られる。工夫していた馬具も元に戻すようで、近走の中では一番良い状態でレースに臨めそうだ。

昨年の阪神大賞典では、最後の直線でディープボンドにさされたものの2着と好走。序盤から先行して直線では先頭に立つシーンも見られ舞台適正としても高い。

昨年と同じような馬場状況で、ペースも昨年と同じような比較的ゆっくりになりそうなので、昨年の再来の可能性は高いと見る。

ジャスティンパレス

3番手はジャスティンパレス。前走はGⅠ有馬記念で7着と案外な結果に終わったが、当日は外が伸びる馬場状態で、同馬は伸びない内を終始まわっていた。

結果的に差し・追い込み勢が上位を独占しており、3番手から先行した同馬には展開も向かなかった。

この一戦で見限るには早計で、2走前にはボルドグフーシュのところでも述べた通り、GⅠ菊花賞で3着と好走している。

菊花賞の日も外伸び馬場で、外を通ったボルドグフーシュにはハナ差負けたが、同馬が通った進路は内だったということも考えると本命にボルドグフーシュを挙げた以上、この馬もこの舞台では評価せざるを得ない。

馬体が増えて調教も加減なく行えるようになり、動き自体は非常に良いが、今回は3000mの長丁場なので普段よりしっかり追い切りを行った影響がどう出るかは若干の心配が残る。

とはいえ鞍上は折り合いの上手いルメール騎手を配しており勝負気配は強い。過小評価も危ないので3番手で評価する。

ディープボンド

4番手にはディープボンド。

阪神大賞典は冒頭でも述べた通り2021年、2022年を連覇しており、特に馬場が渋った2021年は2着馬のユーキャンスマイルに0.9秒差の大差をつけて圧勝している。

GⅠ天皇賞・春でも2年連続で2着と好走しており長距離実績は出走メンバー最上位。

前走のGⅠ有馬記念では8着と負けているが、これは輸送トラブルの影響が大きく、レース前の歩きから普段とは違っていたようなので、関東輸送のない今回はその辺の心配も少ないだろう。

引き続き調教の動きは良いが、GⅠを狙える馬なので目標としては次戦。

また斤量はボルドグフーシュに比べ2kg重く、ジャスティンパレスやアイアンバローズより1kg重いという点で4番手に留めた。


今回は上位4頭が抜けて強いと考えているので上記の4頭で馬券を組み合わせていきたい。

G2 阪神大賞典の勝負買い目はこれだ

単勝…①ボルドグフーシュ<1点>
3連複1頭軸流し…①→③⑧⑬<3点>
3連単1頭軸流し…①→③⑧⑬<6点>

口コミと評判一覧