【G2】京都記念2023無料予想 阪神競馬場

G2 京都記念

【京都記念2023】複合的な条件が合致して金星も!?復活の逃げ馬の激走に期待

春の中長距離GⅠを狙う実績馬たちの始動戦にも使われる2月の名物重賞「京都記念(GⅡ/芝2200m)」が阪神競馬場で行われる。

京都競馬場の整備工事により3年連続での阪神芝2200mでの開催になるが、昨年は雨と道悪の影響もあってか12番人気・8番人気・6番人気のワンツースリーで大波乱の結果となった。

同じく阪神で行われた2020年は比較的固い決着だったものの、6番人気の馬が3着に飛び込むなど伏兵馬が好走。それ以前の京都での開催時でも、1・2番人気は人気の割に好走率は低く、調整しにくい寒い時期のレースだけに「大本命」に推される馬でもあっさり負けてしまったりするレースだ。

また、直近2年で3着以内だった馬は前走着順が4着以下だった。前走大敗組でもしっかりと今回の条件には合致するのかを検討して取捨選択していきたい。

雨の影響もありそうな開幕週、バテない脚と追走力が求められる

阪神開催は昨年末のロングラン開催以来約2ヶ月半ぶりの開催となる。昨年のこの時期の開幕週は日曜日に降雨の影響で時計はやや遅めだったものの、土曜日は非常に速い時計が出るコンディションだった。

一昨年も同様に速い時計の出る馬場だったので、今年も好天に恵まれれば開幕週らしい高速馬場になっただろうが、今週は週中、週末に雨の予報が出ている。

例年ほど速い時計が出るような馬場にはならないだろう。ただ、昨年、一昨年を通して脚質を問わず道中インをロスなく追走する馬の好走が目立っていたので枠順には注意を払いたい。

レースが行われる阪神芝2200mは、4コーナー付近のポケットからスタートして内回りコースを1週するようなレイアウト。ゴール前の急坂を2回通過する形になる点と、ゴール前の急坂以外は比較的平坦・下り勾配が多く、内回りコースなのでラストスパートが速くなりやすい点が特徴

切れ味よりは長くバテない脚やパワーが要求されるので、直線が長いコースとは違ったタイプの馬が好走しやすい。

今年は逃げたいであろう馬も数頭おり、前が止まりにくい開幕週ということも考えると激流ではないにしろある程度ペースは流れると見ている。後ろからの馬だと差し届かずというケースも十分ありそうなので多少ペースが速くなっても「追走を苦にしない」という要素も重要になりそうだ。

G2 京都記念の予想

◎⑥ユニコーンライオン

今年7歳になるユニコーンライオンを本命視。

前走はジャパンカップで16着と大敗を喫しているが、そもそも東京芝2400mという舞台設定があっていない可能性や、状態は良さそうに見えたがあのメンバー相手に中1週というローテーションは流石にキツかったのでは、など様々な要因が考えられるので、着順ほど評価を下げる必要はないだろう。

今回の舞台である阪神芝2200mは前走と変わって5歳時の宝塚記念で2着という実績がある舞台。そのレースでは、勝ち馬のクロノジェネシスに0.4秒差の着差をつけられたものの、3着のレイパパレには追い比べで競り勝って2着を死守している。

この時期の阪神芝2200mは例年力がいる馬場になりやすく、この年の馬場も昼過ぎの雨により若干時計がかかる馬場になっていたのを考えるとやはりパワー、スタミナは素晴らしいものを備えていることがわかる。

その後1年ほど右前の蹄の病気で休養を余儀なくされたが、2走前のGⅢ福島記念で復活の逃げ切り勝利。このときの馬場はどちらかというと逃げ馬には不利なコンディションで、かつペースもそれなりに流れており、決して楽な逃げ切りではなかった点を考えると十分評価できる内容。

今回、逃げたそうな馬は数頭いるが「比較的飛ばして逃げるタイプの馬」は同馬のみなので先手はとれると考えている。

2走前よりブリンカー着用+調教方法をCW中心という形に変えて一変したが、今回も引き続きCW中心の追い切り内容を行い走りからは状態が良さそうなことが伝わってきた。

展開、馬の状態、多少雨の影響が残る開幕週などなど、様々な要素が噛み合いそうなので逃げ切りも大いにあると見て本命に。

◯⑫ドウデュース

ドウデュース
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対抗は昨年のダービー馬ドウデュース。昨年の秋は凱旋門賞も含めフランスで2戦して、ニエル賞4着・凱旋門賞19着と残念ながらも適正外という結果に終わった。

ただ、国内では6戦して【4-1-1-0】と4着以下は一度もなし。阪神コースでも外回りの芝1600mとはいえ2歳GⅠの朝日杯FSで高いパフォーマンスを披露し、後のマイルCS勝ち馬セリフォスに完勝している。

皐月賞やダービーといった日本最高峰のレースで世代上位の成績を残しており、どのコースでも強烈な末脚を使えるタイプ。同世代のイクイノックスとの比較からも今の中距離路線で現役トップクラスの能力を持っているのは疑いようがない。

今回は4ヶ月半ぶりのレースだが、乗り込み量としては十分で入念に調整を行ってる印象。ただ、絶好調という仕上げでは当然なく、開幕週の馬場状態からも昨年のGⅡ弥生賞や皐月賞のように差し届かずという可能性も十分考えられる。

エフフォーリア

3番手にはエフフォーリアを挙げる。ご存知一昨年のGⅠ3勝馬で年度代表馬。昨年はG1を3戦して、大阪杯9着・宝塚記念6着・有馬記念5着と人気を裏切る結果となった。

不調に陥ってからはハードな調教を繰り返す割には動きがイマイチで陣営のコメントも弱気なものが多かったが、今回は好調時のような軽め調教で馬自らが動いて行く気になっている。

馬の行く気を抑えながらでも併せ馬では楽々相手を突き放しており、昨年のどのレースよりも状態が良さそう。

主戦の横山武史騎手も好感触をつかんでいるコメントを残しており、調教師も馬具や輸送のタイミングを工夫しているようで復活の気配が感じられる。とはいうのものメンタル的なところも含め「走ってみないとわからない」ことには変わりないので単穴評価に。

☆①マテンロウレオ

4番手には少し人気薄なところからマテンロウレオを挙げたい。

前走はGⅢ中山金杯で勝ち馬と0.1秒差の5着だったものの、出走メンバー中3番目に重い斤量57.5kgを背負い、1番枠からスタートに出遅れて後方からの競馬を余儀なくされ、最後の直線も進路が狭くなるというツキにも見放されたレースだった。

スタートさえまともならある程度好位で競馬ができ、バテない末脚も強みの馬なので、阪神芝2200mのこの舞台なら相性が良いと見ている。

実際同じ阪神内回りの芝2000mでは【2-0-0-0】で勝率100%。特に3走前のL競争アンドロメダSでは4番枠から先行し、内をロスなく立ち回り、内から伸びて突き放すという「今年の京都記念で一番展開利がありそうなレース内容」で勝っている。

調教では併せ馬で遅れている点が若干心配なものの、適正の高さと斤量56kgでなんとかカバーしてほしいところ。前走の負けで人気落ちしている今が妙味あるタイミングなので、アンドロメダS同様の走りを期待したい。


その他、前走GⅢ中日新聞杯で久々の勝利を挙げた⑨キラーアビリティ、前走GⅡ日経新春杯2着で展開利のありそうな⑤キングオブドラゴン、前走GⅡ日経新春杯3着・良い頃の状態に戻りつつある⑧プラダリアを加えた合計7頭で馬券を組み合わせていきたい。

G2 京都記念の勝負買い目はこれだ

単勝…⑥ユニコーンライオン<1点>
複勝…⑥ユニコーンライオン<1点>
馬連…⑥ユニコーンライオン→①⑩⑫<3点>
3連複1頭軸流し…⑥→①⑤⑧⑨⑩⑫<15点>

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