【G2】中山記念2023無料予想 中山京競馬場

G2 中山記念

【中山記念2023】得意の先行力を武器に紅一点の秋華賞馬が牡馬を蹴散らす

上半期のビッグレースを目標にした実力馬や上がり馬たちが激突するレースでもあり、近年ではドバイや香港で行われるビッグレースへのステップとしても使われる初春の名物重賞「中山記念(GⅡ/芝1800m)」が中山競馬場で行われる。

過去10年で1番人気~3番人気が【9-3-4-14】と実に9勝を挙げいる。ビッグレースを狙う一流馬たちの出走も多いので「当然」と思いきや、意外にも1番人気は【3-0-0-7】と複勝率は30%程度。

一方、4番人気~6番人気の中穴馬は【1-6-3-20】と比較的好走率が高い。実力馬の調子の見極め、実力馬の影に隠れた妙味のある馬を如何にして探すかがキモになる。

年齢別で見ると4歳馬が【4-3-5-14】、5歳馬が【5-4-0-22】で高齢馬は苦戦傾向。枠順としては開幕週ということもあるが内回りで直線も短いので、ロスなく包まれにくい3枠・5枠あたりがデータとしては好成績を残してる。

開幕週で先行有利も急坂スタートを先行できるパワーも必要

中山開催は1月22日の開催以来約1か月ぶりの開催となる。前開催の最終日は、ある程度馬場の痛みが進んでいたものの時計の出方自体は速かった。

また、昨年のこのレースはパンサラッサが前半5F57秒6と緩みのないペースで逃げてそのまま勝利したが、その日も高速馬場といって良い速い時計が出る馬場コンディションだった。

今週は週中に少し雨が降る予報が出ており、どの程度の雨量になるかにもよるが、普通に考えれば今開催も引き続き速い時計が求められる馬場になるだろう。

レースが行われる中山芝1800mは、中山の内回りコースを1週ぐるりと廻るようなレイアウト。直線の急坂からスタートし、起伏の激しい上りと下りを経て再度直線の急坂を登るという流れ。

内回りコースだけに最後の直線は短く、基本的には後方一気は難しいので、当然脚質としてはある程度前にいる必要があるが、スタートしてすぐが坂なので、単純な先行力だけでなくパワーも必要になる。

また、レースも例年速くなりやすいので、スタミナ要素もふんだんに求められるコースだ。能力が一点突出したタイプの馬よりは「総合力」が高い馬を狙っていきたい。

G2 中山記念の予想

◎⑫スタニングローズ

スタニングローズ
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昨年の秋華賞馬で今回紅一点の4歳牝馬であるスタニングローズを本命視する。昨年のオークスで10番人気の低評価ながらも2着に好走し、昨秋は始動戦のGⅢ紫苑Sを道中3番手からの先行競馬で勝利。

続く秋華賞でも牝馬クラシック2冠のスターズオンアースを得意の先行競馬で完封した。

エリザベス女王杯では、秋の激戦の疲れとレース当日の重馬場に苦しみ人気を裏切る形になったが、休養により疲れも取れて、成長期もあってかもともと雄大だった馬体もパワーアップした印象。

調教の動きも悪くなく、内回りコースの重賞は既に3勝。中山コースでは2重賞に挑戦し2勝(ともに内回り)しており、内1戦は芝1800mと非常に適正の高い舞台。

また、その3勝全てが高速馬場だったという点もプラス材料だ。若干外目の枠という点は気がかりなものの、紫苑Sでも12番枠から快勝しているのでこなしてくれると判断。

牡馬との斤量差、脚質的に開幕週ということも加味すると軸として一番信頼できる一頭として評価。

◯⑥ソーヴァリアント

対抗はソーヴァリアント。前走はGⅢのチャレンジCで差し・後方有利の中、3番手先行から自ら勝ちに行って2着馬を突き放して勝利。

2走前は心房細胞で大敗したが、3走前の一昨年のGⅢチャレンジCでも2着馬に0.6秒差をつけて快勝を収めており、近走のタフな小回りコースでのパフォーマンスは目を見張るものがある。

デビューから2000m・2200mしか走ったことがなく、初めての1800m戦になるが、先行力のあるタイプでマイラー並の瞬発力も備えており、血統背景や馬体からパワーも十分。難なくこなせると見ている。

枠順も競馬しやすそうな内よりの真ん中あたりで、調教の動きもまずまずで前走ぐらいは走れる状態。充実期に入ってきいる感もあり、無事に走れればこちらも複勝圏内は堅そうな一頭。

ヒシイグアス

3番手は昨年の宝塚記念2着のヒシイグアス。

前走の宝塚記念はタフな馬場でハイペースのハードなレースだったが、最後までジワジワと脚を伸ばし勝ち馬のタイトルホルダーと0.3秒差の2着だった。

それ以前のレースでも大阪杯4着、香港カップ2着、天皇賞・秋5着とGⅠでもトップと差のないレースをしており安定感や実績面ではここでは最上位クラス。

コース適正という面で見ても、一昨年の中山記念の勝利をはじめ中山芝1800mは【2-2-0-1】と高い。

前走後に重度の熱中症を発症し、一時は生死の境をさまよったようで今回8か月ぶりと少し間隔は空いたが、調教の動きは悪くなく、前走ほどの絶好調ではないにしろ大阪杯のときよりは良さそう。

ただ、やはりレース自体は久々で、大目標の香港カップへのステップという意味合いも強そう。単穴までとする。

☆⑨ショウナンマグマ

4番手には人気薄なところからショウナンマグマを挙げたい。前走はGⅢ東京新聞杯で16着と大敗したが、マイル重賞の流れと速い上がりが求められる馬場が合わなかったという敗因がはっきりした負け。

今回は一転して【2-0-0-0】と大得意の中山芝1800mに戻るので人気落ちなら買って損なしの一頭。

展開的にもドーブネが内目の枠に入ったが、速いペースで逃げるタイプは同馬のほうなので、序盤で多少の先行争いはありそうなものの逃げれると判断。

逃げたほうがパフォーマンスは高い馬でかつ多少馬場が悪くなっても問題ない。開幕週の馬場を味方につければ適正の高さで3着内に残れる可能性も十分ありそう。


その他、直近のGⅠ2戦で2着2回の①ダノンザキッド、前走GⅢ京都金杯1着で今回調教内容抜群の③イルーシブパンサー、近走の成績は今ひとつなものの今回は状態が良さそうな⑤シュネルマイスターを加えた合計7頭で馬券を組み合わせていきたい。

G2 中山記念の勝負買い目はこれだ

単勝…⑫スタニングローズ<1点>
馬連…⑫スタニングローズ→⑥⑪<2点>
馬単…⑫スタニングローズ→⑥⑪<2点>
ワイド…⑫スタニングローズ→⑨<1点>
3連複1頭軸流し…⑫→①③⑤⑥⑨⑪<15点>

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