【G3】中山金杯2023無料予想 中山競馬場

G3 中山金杯

【中山金杯2023】絶好枠に恵まれたパワーとキレを持った重ハンデ馬が「東の金杯」制覇へ

中央競馬の新年の開幕を飾る名物競走「中山金杯(GⅢ/芝2000m)」が中山競馬場で行われる。人気薄も頻繁に3着内に複数馬飛び込んでくる荒れるイメージの強い難解なハンデ戦だ。

このレースは過去10年で斤量57.5kg以上を背負った重ハンデ馬が【3-2-1-5】で勝率27.5%、3着内率54.5%と、斤量57kg以下の馬たちを圧倒している(斤量57kg以下の成績【7-8-9-124】)。また、斤量53kg以下は【0-1-1-21】と特に苦戦傾向という点も特徴的。

また、人気薄の激走が度々あるレースなものの、1着候補という点で見ると過去10年の優勝馬は5番人気以内。その中でもここ数年は500kg以上の馬の好走が目立つ。この時期の中山は開催を重ねて馬場がタフ化してきているのことが多いので、そんな馬場をこなせる馬力を持った大型馬が好走しやすいのだろう。

展開+馬場を味方に出来るのはパワーとキレを持った内枠差し馬

中山開催は昨年最後の開催日だった水曜12月28日を含め、今週で連続6週目の開催となる。ディセンバーS開催週あたりから時計も若干かかりはじめ次第にタフさを求められる馬場に。

ただ、年末の開催でも内を通る馬の好走が目立っており、さらに今週からはCコース替わり。馬場が悪化して外差し馬場になるというよりは、引き続き内が伸びやすい馬場になる可能性が高い。

舞台となる中山芝2000mは、直線入口からスタートして内回りコースを1周、ゴール前の急勾配の上り坂を2回登るタフなレイアウト。

先にも述べた通り、Cコース替わりも含め内が有利な馬場になりそうなのと、逃げないまでもある程度前で競馬したい馬が多いメンバー構成なので、内を巡ってのポジション争いが激しくなりそう。

さらに、コース形態的にもスタートしてすぐの坂を上りながらポジション争いをする形になるので序盤から先行馬はスタミナを消耗しがちだ。

そうなると展開的には内枠の差し馬が良さそうで、かつ、2回の急坂をこなすパワーや小回りコースをロスなく走る器用さも求められる。

さらに直線は短いので内から抜け出すためのキレも必要になってくるだろう。パワーと瞬発力がバランス良く両立したようなタイプを狙っていきたい。

G3 中山金杯の予想

◎①マテンロウレオ

マテンロウレオ
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ここ2戦、重賞級レースで好走が続くマテンロウレオを本命視。前走はGⅢ中日新聞杯で2着。16番枠からのスタートながらも出足良くスッと好位に取り付き、最後の直線も自ら勝ちに動いて内から抜け出したが、キラーアビリティに最後刺されての2着だった。

2走前のL競走アンドロメダSでは同じく内を鋭く抜け出し、2着馬に0.2秒差をつけての完勝。ここのところ気性面での成長も著しく、競馬も上手になってきているので、器用さが求められるこのコースもこなせそう。

タフで直線に坂のあるコースに良績が集中しているので、今回の条件も合うだろうし、枠番もここ数戦内から抜け出している同馬には最適ともいえる1番枠。

調教の動きも絶好調とまではいかないものの及第点で前走程度の力は出せそう。斤量57.5kgも上記の通り過去のデータを見れば問題なさそうなので、1番人気濃厚ながらも1番手での評価。

◯⑮レッドランメルト

現在3連勝中と勢いのあるレッドランメルトを対抗評価。前走は3勝クラス戦の中山芝1800m戦でスローペースの中、道中かかりながらも3番手で押し切って勝利。

中山では2走前の2勝クラス戦でも内枠から先行して直線鋭く抜け出し突き抜けて強い勝ち方で勝利しており中山適正は高いと見る。前走を見ていると重賞でペースが上がったほうが逆に良さそうで、今回は調教内容も良く斤量も55kgと恵まれた感がある。

札幌、中山で3連勝し、馬体も500kgを超えるようにパワーも備えており、2走前に見せた直線で抜け出す際のキレ、4つのコーナーも上手にこなす器用さがあれば、距離不安はあるものの勢いを武器に一発あっても何らおかしくない。

枠順が15番枠と外になってしまったので若干割引せざるを得ないが、上手く内に潜り込んでロスなく競馬できれば。

▲③ラーグルフ

前走3勝クラス戦の東京芝2000mで豪快な差し切り勝ちを見せたラーグルフを単穴評価。

前走は馬場が傷んでいた影響で、道中内を空けて走る馬が多い中、3歳馬ながらもトップハンデに近い斤量55kgを背負いながら、大外を回って勝利しており条件戦ながらも高い能力を見せつけた。

中山ではGⅡセントライト記念、皐月賞、GⅡ弥生賞で敗れているが、不利があったり展開が向かなかったりとまだ見限るには早計な感あり。

2歳時にOP特別芙蓉S1着、ホープフルSで3着と中山コースでも好成績を残しているので、展開さえ味方につければ十分好走は可能。

ここ数戦で気性面での進展もあるようで、今回の3番枠も十二分に活かせるだろう。調教の動きもまずまずで力は出せる状態と見ているので、人気でも重い評価。

☆⑥スカーフェイス

穴評価は昨年の中山金杯で2着のスカーフェイス。昨年の大阪杯ではメンバー中上がり最速の6着と好走しており能力は今年の中山金杯のメンバーの中でも上位なものの、脚質的には展開の助けが必要なタイプなのでそれほど高い人気にはならないだろう。

今回ペースとしては、内のポジションを巡って多少ペースが流れるだろうが激流までにはならないと見ている。

そうなると、同馬の好走パターンである「タフな馬場でミドルペースぐらいで流れるレース」とも合致。

6番枠という内目の枠から道中は脚を溜めることに専念し、最後の直線で昨年のように上手く外に出せれば複勝圏内の可能性も十分。

斤量は昨年の54kgから2kg増えるが、鞍上は昨年同様の石橋脩騎手に戻る。メンバーレベル的にも昨年と同じような感はあるので狙ってみたい。


その他、中山実績豊富な②クリノプレミアム、昨年のGⅢラジオNIKKEI賞勝ち馬⑤フェーングロッテン、前走GⅢ福島記念3着の⑦アラタ、昨年のGⅡオールカマーで3着の⑫ウインキートスの合計8頭で馬券を組み合わせていきたい。

G3 中山金杯の勝負買い目はこれだ

単勝…⑮レッドランメルト<1点>
馬連…①マテンロウレオ→⑮<1点>
馬単…①マテンロウレオ→⑮<1点>
3連複1頭軸流し…①→②③⑤⑥⑦⑫⑮<21点>

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