【G1 日本ダービー2023】東京競馬場過去データの傾向から予想

ソールオリエンスの二冠に注目が集まる今年の日本ダービー

競馬ファンにとって特別なG1である日本ダービー。今年の中心は皐月賞を大外一気で差し切ったソールオリエンスだろう。2年前のダービーで悔しい思いをした鞍上と共に、世代の頂点を目指す。

他にはタスティエーラ、ファントムシーフといった皐月賞上位組はもちろん、青葉賞で強い勝ち方をしたスキルヴィング、去年の暮にホープフルSを勝ったドバイ帰りのデュラエレーデといった有力馬も揃っている。

今年も熱いダービーになることは間違いないだろう。

今年のダービーで最も人気を集めるであろうソールオリエンス。このソールオリエンス唯一の不安材料が、生産牧場の社台ファームである。過去10年の社台ファーム生産馬のダービーの成績は、【0・0・1・16】と17頭も送り込んで、一度も連対をしていないのだ。

生産牧場で見ると、過去10年【6・7・6・60】と圧倒的な成績を残しているノーザンファームに圧倒的な分がある。

同じく皐月賞6着馬であるシャザーンも社台ファーム生産馬。ソールオリエンスと同様、この馬にとっても良くないデータが残っている。

例年、ダービーは『皐月賞組VSそれ以外の路線組』という構図になる。今年は皐月賞組が11頭、それ以外の路線組は7頭というメンバーでレースが行われる。

過去10年の前走別成績は以下の通りだ。

・皐月賞【7・9・6・69】
・京都新聞杯【2・1・0・19】
・毎日杯【1・0・0・5】
・青葉賞【0・0・3・20】
・プリンシパルS【0・0・1・8】

この成績を見ると、やはり中心は前走皐月賞組だろう。ステップレースを見ると、狙えるのは京都新聞杯組か、3着までなら青葉賞組。毎日杯組とプリンシパルS組はここでは厳しいといえる。

名門厩舎である友道、須貝厩舎。今年は共に2頭づつダービーに送り込む。データを見てみると、友道厩舎に分があるように見える。

・友道厩舎【3・0・0・6】
・須貝厩舎【0・0・1・5】

友道厩舎は去年のドウデュースを含むダービー3勝は現役調教師で最多。対する須貝厩舎は過去10年で3着が1回のみとなっている。

友道厩舎（サトノグランツ、シャザーン）、須貝厩舎（ショウナンバシット、フリームファクシ）で悩んだときは、友道厩舎を選ぶのがいいだろう。

今年のダービーでソールオリエンスに次ぐ人気を集めると見られているのがスキルヴィングだ。青葉賞を完勝した後、ダービーを回避するかもという情報が流れたが、問題なく出走する流れに。

先程紹介したように、青葉賞組は過去10年で【0・0・3・20】と連対が一度もない。「青葉賞組がダービーを勝てないのは競馬の七不思議」といわれるくらい、青葉賞とダービーはリンクしないのだ。

青葉賞のレースっぷりを見ると能力が高いことは間違いない。青葉賞組初のダービー制覇をする可能性は十分考えられるだろう。ただし、この馬はスタートの出が良くない。青葉賞までの3戦は全て出遅れ。青葉賞では上手くゲートを出たが、スタート後すぐに内に持たれる格好になった。

『ダービーポジション（1コーナーを10番手以内）』という言葉がある通り、出遅れてしまうと大きな痛手になるだろう。スタート次第で馬券外に飛ぶ展開もありえる。そう考えると軸として買いづらい馬だといえる。

【買い目】
三連単マルチ1頭軸相手5頭

軸
⑤ソールオリエンス

相手
②スキルヴィング
⑩シャザーン
⑭ファントムシーフ
⑰デュラエレーデ
⑱サトノグランツ

各100円　合計6,000円