出世レースである新潟2歳S
ハープスターやイスラボニータ、一昨年はセリフォスが活躍するなど、出世レースでもある新潟2歳S2。12月に行われる2歳G1を占う一戦としても注目を集める。
ここ数年はフルゲート割れすることが多く、今年は12頭が登録。前走の新馬戦で上がり3F33.3秒の末脚で快勝したアスコリピチェーノ、珍名馬として人気を集めているヒヒーンなどが、晩夏の新潟でしのぎを削る。
基本的には堅く収まるレース
ここ10年で3歳馬が11頭、このレースに挑戦してきた。結果は【1・0・0・10】とアエロリットが2017年に勝利した以外は馬券に絡めていない。やはり、この時期の3歳馬と古馬の力というのはまだ大きいと考えられる。
今年は3歳馬が4頭登録。そのうち3頭が重賞ウイナーだが、NHKマイルCを制していたアエロリットほどの実績はなし。ここでの信頼度は落ちるといえるだろう。
前走同距離の馬の成績がいい
ここ10年で三連単の配当が10万円を超えたのが一度しかない新潟2歳S。基本的に堅く収まるレースとして知られている。上位人気馬の成績が安定しており、穴党には物足りなさを感じるレースになるだろう。過去10年の上位人気馬の成績は以下の通り。
・1番人気【4・3・0・3】
・2番人気【1・1・4・4】
・3番人気【4・2・1・3】
これを見ると、上位陣が大きく崩れることはなさそうだ。穴馬から入るのではなく、人気に逆らわない買い方が大事になるだろう。
前走同条件を走っている馬が強い
新潟芝1600mを舞台に行われる新潟2歳S。前走別成績を見てみると、同舞台を走っている馬が好走している。前走で新潟芝1600mを走った馬は、【5・0・1・12】と10年間で5勝、半数が馬券に絡んでいる。
今年のメンバーの中で前走新潟芝1600mを走ったのは、クリーンエアのみ。前走で上がり33秒台の末脚を使っているところを見ても、十分狙える一頭だろう。
前走の距離別成績
過去のデータを見てみると、「前走でどの距離を走ったか?」という部分が勝敗に大きく影響している。過去20年、前走距離別成績は以下の通りだ。
・1200m【0・3・4・50】
・1400m【9・5・4・101】
・1600m【11・7・8・51】
・1800m【0・5・4・43】
最も成績がいいのが前走1600m組だ。過去20年で11勝、複勝率は34%という数字を残している。前走1400m組も結果は出しているが、1600m組と比べるとやや落ちてしまう。前走1200m組と1800m組に関しては勝ち馬なし、出走頭数の割に馬券に絡む馬が少ないので割引きが必要になる。
今年登録している12頭中、前走1600mを使ったのは6頭。勝ち馬はこの中から生まれるかもしれない。
G3 新潟2歳Sの勝負買い目はこれだ
【買い目】
三連単1頭軸マルチ相手5頭
軸
⑪クリーンエア
相手
①ホルトバージ
③エンヤラヴフェイス
⑨シリウスコルト
⑩ヒヒーン
⑫アスコリピチェーノ
各100円 合計6,000円
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