【G2】札幌記念2022無料予想 札幌競馬場

【G2】札幌記念

【札幌記念2022】激流ペース必至の連続開催5週目「復活の穴馬」に注目

2022年8月21日、夏の札幌の名物重賞である札幌記念(GⅡ/芝2000m)が行われる。「スーパーGⅡ」とも称されている通り、今年はGⅠ馬が5頭、重賞勝ち馬が7頭とGⅠでも引けをとらない豪華メンバーが集まった。

5週連続開催のタフな馬場

札幌芝2000mコースの特徴としてはご存知のように洋芝という点が挙げられる。同じ洋芝コースである函館芝2000mに近いと思われがちなものの、函館はコーナーが急で、多少の下り勾配と上りが存在するのに対し、札幌は全体的に平坦でコーナーが緩やかなのでペースがそれなりに流れやすく、時計も早くなりやすい。

ただ、今年は連続開催5週目でのレースとなり、これまでの開催中にそれなりの雨量があったという点と、今週後半にも多少の降雨がありそうな天気予報が出ているので、Cコース替わりとはいえ、全体を通して芝の状態はややダメージを受けた中での開催となり、時計がかかる可能性がある。

ちなみに昨年は開催2週目で、馬場状態も良かったことを考えると、今年は昨年とは違った能力を求められるレースになるだろう。

展開面に目を配ると、今年のメンバー構成は逃げ馬・先行馬のオンパレード。コース形状的にも、ポケットからのスタートで、1コーナーまでの距離は約380mと十分な長さがあるうえに、逃げが予想されるパンサラッサが3番枠、隣の4番枠にジャックドールが並んだので序盤のポジション争いは激しくなること必至。

ペースが早くなることは間違いないだろう。となると、差し馬が台頭してきそうなものだが、札幌コースは最後の直線が約269mと函館並に短いので、直線勝負のような追い込み馬には厳しいのも事実。

これらを踏まえて考えると今年の札幌記念は、開催が進んでタフな稍重の洋芝をこなせて、淡々とした速いペースをある程度先行、中団から最後まで走りきれる馬を軸に据えて勝負したい。

◎⑪ユニコーンライオン
ユニコーンライオン
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2走前の宝塚記念で2着。クロノジェネシスにはかわされたものの、3着のレイパパレには終始前でやり合いながらも最後まで抜かされずGⅠ級の勝負根性を見せた。

3走前の鳴尾記念では雨の影響が残った速い時計の出る馬場で、スローペースながらも2着馬に0.6秒差をつけて快勝しているので、今週の雨が多少残る札幌コースもこなせるだろう。

今回メンバー構成的に逃げ馬が多く、直近逃げて好走している同馬には展開面で厳しいと見られているが、5走前のストークSからチークを着用して走りが変わったタイプの馬なので、必ずしも逃げなければ好走できないというタイプではないと見ている。

前走の敗戦は1年ぶりの復帰戦でダートという特殊条件下のものなのでノーカウント。状態は前走を使って確実に上向いており、調教助手曰く1週前追い切りをビッシリやった効果で、最終追い切りでは唸るような気配とのこと。

乗り慣れた坂井瑠星騎手がリムズよく騎乗してくれれば、一発穴を開けてもなんらおかしくない。

○⑥グローリーヴェイズ

前走はドバイSCを8着に負けているものの、2走前の香港ヴァーズをはじめ、2年連続で香港ヴァーズを制している。

香港ヴァーズが行われる香港芝2400mコースも、日本でいう洋芝が使用されており、かつ平坦でコーナーが4つある競馬場なので札幌コースと非常に近しいものがありコース適性は高いとされている。

2020年のジャパンカップで勝ち馬のアーモンドアイと0.3秒差、2019年の天皇賞・春では2年連続勝利したフィエールマンにクビ差と実力は最上位クラス。

今回はペースも早くなりそうなので、展開的にも同馬のような差し馬には向きそうだが、札幌コースの直線の短さや、最近では行き脚がつかなくなってきていることもあり、差し届かずも大いにありそうということで対抗評価まで。

▲⑭ユーバーレーベン

前走のドバイSCではスローペースの前残りで展開が合わず5着。2走前の京都記念は先行策が馬に合わず5着。3走前のジャパンカップでは状態面が今ひとつで6着。

4走前の秋華賞大敗後から能力を完全に発揮できていないレースが続いているものの、GⅠで掲示板に乗るぐらいには好走しているのでやはり能力は高い。

今回は調教の動きが抜群で状態面は申し分ないうえに、ペースが流れて差しが決まりそうなメンバー構成なので、長く良い脚を使えるタイプの同馬には展開面でも向きそう。

枠順も揉まれにくい外枠を引いたので、気性が荒く乗り難しそうな同馬には好都合なので、マイペースに進めて最後どこまで終いの脚を伸ばせるか。

☆⑧フィオリキアリ

2走前の五稜郭Sでは、他馬からの不利があり進路取りに大きくロスがあったものの、最後の直線で大外から豪華に差し切って勝利。前走はクイーンSで8着だったものの直線最後で詰まっての勝ち馬から0.4秒差だったのでスムーズならば上位争いもできていただろうことからも洋芝適正は高いことが伺える。

上でも散々述べている通り、ペースが流れそうなので差し馬の同馬にもハマる可能性は十分ありそう。インへの意識が高く、人気薄で穴を開けるイメージの強い鮫島克駿騎手を配している点も心強い。

その他、GⅠドバイターフを制した③パンサラッサ、前走函館記念を勝利した⑦ハヤヤッコ、前走のヴィクトリアマイル勝利をはじめGⅠ3勝の白毛快速馬⑩ソダシの全7頭で馬券を構成していきたい。

G2 札幌記念の勝負買い目はこれだ

単勝…⑪ユニコーンライオン<1点>
複勝…⑪ユニコーンライオン<1点>
馬連…⑪-⑥⑭:ユニコーンライオン→グローリーヴェイズ、ユーバーレーベン<2点>
ワイド…⑪-⑥⑭:ユニコーンライオン→グローリーヴェイズ、ユーバーレーベン<2点>
3連複…⑪ユニコーンライオン→③⑥⑦⑧⑩⑭<15点>

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