【G3】シルクロードS2023無料予想 中京競馬場

G3 シルクロードS

【シルクロードS2023】連勝中の重賞初挑戦4歳馬に注目!穴は最内枠の「冬に走る」牝馬

GⅠ高松宮記念に向けた前哨戦の一つである新年最初の古馬スプリント重賞「シルクロードS(GⅢ/芝1200m)」が1月29日(日)に中京競馬場で行われる。

ハンデ戦なので軽ハンデ馬が活躍しそうなものだが、過去10年の優勝馬は牝馬で55kg以上、牡馬で56kg以上と、ある程度のハンデを課された馬しか優勝していない。とはいえ、複勝圏内には複数の軽ハンデ馬が飛び込んできているので「勝っていないから軽視」は危険。

過去2年に続き今年も中京コースが舞台となるが、ここ2年は2、3番人気は3着以内に好走しているものの、1番人気が複勝圏内を外している。馬場の痛みも激しい時期なので、適正をしっかり見極めながら予想していく必要があるだろう。

コース・天候・馬場…芝1200mらしからぬタフさ求められる舞台

中京開催は年明けの開催から今週で4週目になる。2週前の雨の中での競馬により、先週時点でコース全周の内側には顕著なダメージがある状態。今週からBコースに替わるものの、全国的な寒波の影響で週中に雪が降る予報も出ており、気温も週を通してずっと低いので、含水率の高い引き続きタフなコンディションになることは間違いないだろう。

コース形態としても芝1200mらしからぬタフなコース。レイアウトはよくあるワンターンのコースだが、スタートして100mほどしてから直線に入るあたりまで下り勾配が続くので息が入りにくく、最後の直線の長さはJRAの芝1200mの中で最長。さらに直線には高低差2mの上り坂もあるので、スピードだけで押し切るのは難しく、少し長めの距離をこなす力も求められる。

このレースが中京で行われた過去2年は道中のペースもハイペースで流れているが、今年は「どうしても逃げたい」というような馬は不在。

ただある程度前に行きたいであろう馬は揃っている印象なのでスプリント戦だけにスローということはないだろう。ミドルペース程度で淡々と流れるというようなレースになりそうだ。

タフさを求められるコース形態に、開催を重ねた影響と悪天候で悪化した馬場コンディション。これらを踏まえるとスプリント戦ではスピードが足りずに惜敗を繰り返してきたような「時計勝負では分が悪い」ようなタイプも侮れない。

G3 シルクロードSの予想

◎⑧マッドクール

マッドクール
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現在4連勝中で初の重賞挑戦となるマッドクールを本命視。前走は3勝クラスの知立Sで、5番手から競馬を進め、最後の直線では一瞬で他馬を置き去りにする高い瞬発力を披露してそのまま勝利。

2着馬もその後、順調に3勝クラスを勝ったという点からもレベルの高いレースだったと評価して良さそう。前走は時計こそ速かったものの、12月の中京開催ということである程度力がいる馬場だった。

重馬場でのレース実績はないものの、そんな馬場を難なくこなしたという点からも、500kgを超える馬格通りパワーを兼ね備えたタイプと見て良いだろう。

芝1200mでは負け知らずで、中京芝コースでも全て3着以内ということで、もともとのコース適性は間違いなく高い。

一番大差勝ちをつけたのは未勝利戦ながらも芝1400mという点からも一定のスタミナも備えている。調教の動きもキレキレなうえに余力十分で非常に状態は良さそう。

斤量面でのアドバンテージも大きいので、初の重賞でもいきなり通用してなんらおかしくない。

◯⑬キルロード

前走GⅢ京阪杯で2着だったキルロードを対抗評価。前走は5ヶ月ぶりの実戦だったが、夏負けの兆候があった2走前より状態が大分上向いており、レースでは抜群のスタートから道中2番手を追走しトウシンマカオには差されたが2着と好走した。

長期の休み明けで、勝ち馬とは斤量が2kg重かった点を考えれば上々の走りと評価して良いだろう。昨年の高松宮記念では、重馬場を3番手で先行してしぶとく伸びて勝ち馬とタイム差なしの3着。

今回と同舞台でのGⅠ実績、さらには同舞台での重馬場実績を備えている点も大きな評価ポイント。調教でも栗東販路で前走以上の数字を出しており、しまいも楽に11秒台を連発。上積みを感じさせる追い切りで、8歳を迎えてもデキは良さそう。

斤量は58kgだが、重賞でも57kgで度々好走しており、馬力のあるタイプなのでこなしてくれるだろう。鞍上も前走に引き続き福永騎手。いつも通りスムーズに先行できれば好走確率は高いと見る。

トウシンマカオ

上で述べた対抗評価キルロードを前走GⅢ京阪杯で負かして1着だったトウシンマカオを単穴評価。前走は道中5番手を追走し、直線では外に出して豪快に伸び、2着馬のキルロードを突き離して勝利した。

時計が速い馬場とはいえ、上がり3F33.0という驚異的な末脚は圧巻の一言。ただ、高速馬場専用という訳ではなさそうで、2走前のオパールSでは阪神芝1200mの大外枠、そして雨の影響で稍重になった馬場を難なくこなし、ここでも突き抜けての強い勝ち方。

3歳時にはNHKマイルカップを目標としていたため、1400mや1600mを中心に使われてきたが、1200mにシフトしてからはパフォーマンスも非常に高くなってきている。調教では絶好調という訳ではなさそうだが、しっかり動けてはいる印象。

心配は斤量面で、前走の55kgから3.5kgも増える。スプリンターとしてはそれほど大型ではないので斤量58.5kgがどうか。

☆①シャインガーネット

穴には前走中山のL競争ラピスラズリSで2着、「この時期には走る」シャインガーネットを挙げる。前走は3ヶ月間の休み明けだったが、結果的に前残りのレースを道中6番手から直線外をしぶとく伸びて上々のレース内容だった。

昨年のシルクロードSでは、16番枠のスタートから直線も外をまわし、メイケイエールには届かなかったものの、ナランフラグを抑えての2着と実績を残している。

その後の高松宮記念でも直線途中進路がない場面もあり、決してスムーズな競馬ではなかったが勝ち馬から0.3秒差と最後まで良い脚を使っていた。

今回がラストランとなるが、調教では併せ馬も行い勝負度合いは前走以上に感じられる。斤量面でも他馬と比較して恵まれている印象で、悪化した今の馬場なら展開次第で複勝圏内へ飛び込んで来る可能性も十分ありそうだ。


その他、前走スプリンターズSで5着だった②ナムラクレア、展開次第で突っ込んで来る可能性もある④エイティーンガール、斤量59kgが気になるがスプリンターズSで2着の⑭ウインマーベルの合計7頭で馬券を組み合わせていきたい。

G3 シルクロードSの勝負買い目はこれだ

単勝…⑧マッドクール<1点>
馬連…⑧マッドクール→①⑬⑮<3点>
3連複1頭軸流し…⑧→①②④⑬⑭⑮<15点>

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