【G2】毎日王冠S2022無料予想 東京競馬場

G2 毎日王冠

【毎日王冠2022】主戦も強気の勢いに乗る4歳先行馬がGⅠ馬を蹴散らす

今週より秋の東京開催が始まる。3日間開催の開幕週、中日の日曜日にはスーパーGⅡとも称される毎日王冠(GⅡ/芝1800m)が東京競馬場で行われる。10頭という少頭数ながらもGⅠ馬4頭を中心にほとんどの馬が重賞でも好走実績を持つ好メンバーが集まった。

近年は出走メンバー数自体は少ないものの、秋のGⅠ、特に「天皇賞・秋」「マイルCS」を目標にした実力馬のステップレースとしてレベルの高いメンバーが毎年のように集結する。そんな中で1番人気になるような馬は日本でも一線級レベルになってくるので、当然過去10年の成績も【7.0.0.0】と抜群。

ただ気になるのは2、3着が過去10年で0回ということ。「飛び抜けたレベルの一番人気」であれば圧勝するが、その一方で状態面がイマイチであったり未知の勢力の登場であっさり負けるケースもそれなりにあるということは念頭に置いておきたい。

また、近年は3歳馬が好成績を収めている。直近3年の勝ち馬は全て3歳馬で、過去10年の3歳馬の成績も【4.2.0.11】と年齢別に見ても一番勝っている。とはいえ、2017年のソウルスターリング(1番人気8着)のような例もあるので、単純に3歳の軽斤量だけで有利と判断するのは早計。伸び盛りに差し掛かるタイミングではあるので、成長力の見極めは慎重に行いたい。

今年の毎日王冠は「騎手と馬のコンタクト面」+「雨の影響」

開幕週の東京といえば高速馬場のイメージが強い。実際に今年の春の開幕週も、昨年秋の開幕週も同様に速い時計が出ていた。昨年の毎日王冠は雨の影響もあり、前日の土曜日ほどではなかったが、それでも速い時計が出ていたことを考えると引き続き「開幕週らしい馬場」になるだろう。

ただ、昨年以上に今年は週中・土日の降雨が予想される。良馬場であれば間違いなく速い時計が出る馬場になるだろうが、稍重程度の馬場になることも想定しておく必要がありそうだ。

また、東京芝1800mは「府中千八展開いらず」とも称され「展開よりも能力をいかに発揮できるかどうか」が問われるコースとしても知られている。

2コーナー付近に設けられたポケット地点からスタートして本線に合流していくレイアウトで、長いバックストレッチ、緩やかなコーナーの後に長い直線が待ち構える。毎日王冠は過去10年中7年がスローペースになっており直線勝負になりやすいレースという点からも、道中に如何にスムーズに脚を溜めて直線を迎えられるか「騎手との折り合い、コンタクト面の相性」も重要な予想ファクターになるだろう。

◎②ノースブリッジ

ノースブリッジ
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前走GⅢエプソムCで勝利したノースブリッジを本命視。前走はレース当日の雨の影響で悪化した馬場を3番手から追走し直線早めに先頭に立つとそのまま押し切った。

2走前も同様に東京の稍重馬場で行われたアメジストSを勝利しており、多少雨で渋った東京の馬場では好成績を収めている。今回も天候は雨模様で馬場も合いそうな上に、展開的にも大逃げが予想されるレッドベルオーブの離れた2番手で悠々競馬ができそうなメンバー構成で展開利もありそう。

調教でも2週連続栗東から主戦の岩田騎手が駆けつけ調教を行い内容も時計も抜群。岩田騎手本人も強気のコメントを残しており素直に信頼したい。

出走するGⅠ馬たちの目標はまだ先なので、それほど仕上げてこないだろうことも加味し、状態の良さと2番枠という好枠も追い風に一発を期待したい。

◯③サリオス

対抗はサリオス。前走はGⅠ安田記念で3着。外差し馬場を外からしぶとく最後まで脚を伸ばしたが、最後はシュネルマイスターとソングラインの上位2頭に屈した。

とはいえタイム差なしの3着なので、東京ではやはり力は上位。戦績から重馬場での成績が微妙に映るが、高松宮記念はそもそも適距離外の1200mで、大阪杯は非常に時計がかかる道悪馬場をより馬場の悪い内に進路をとってのものなので情状酌量の余地あり。

一昨年の毎日王冠では3歳斤量54kgながらも高いパフォーマンスを見せ、2着馬に0.5秒差の着差をつけて快勝。その際も稍重発表の少し渋った速い時計が出る馬場だったので、同程度の雨量で東京芝1800mなら全く問題ないだろう。

調教師も状態の良さをアピールしているので、ある程度信頼しても良さそうだ。

▲⑨ジャスティンカフェ

続いて前走GⅢエプソムCで4着だったジャスティンカフェ。エプソムCでは最後方から競馬を進め、最後の直線では馬場の悪い内側に進路をとり、それでも上がり最速でジワジワ最後まで脚を伸ばしての4着。

ゴール前では勝ち馬に進路をカットされた面もあり、スムーズであればもっと接戦だった可能性もある。ただ、2走前の湘南ステークスでの終いのキレ味を見るに本質的には良馬場でこそパフォーマンスを発揮できるタイプと見ているので、その分評価を落としての単穴。

脚質的に展開の助けも必要になるタイプで、鞍上も久々の福永騎手というところも若干の懸念材料。

☆①レッドベルオーブ

最後にレッドベルオーブを挙げておきたい。前走は小倉日経オープンを2着馬に0.5秒差をつけて快勝。抑えきれないという感もある大逃げだったものの、前半5Fが57.6秒と非常に速いペースで押し切った点はまず評価。

雨が降りそうとはいえ開幕週、前走の再来も十分ある。また、道悪という点でも、3走前のGⅡマイラーズCで、最後の直線で馬場の悪い内に進路をとってしっかり伸びて勝ち馬から0.7秒差の6着とまずまず走っているのでそこまで気にする必要はなさそう。

枠順も「行くしかない」1枠1番なので、今回も大逃げ期待で穴評価。


その他、GⅠ馬である④ダノンザキッド⑤レイパパレ⑥ポタジェを抑えまでとし、合計7頭で馬券は組み合わせていきたい。

G1 スプリンターズステークスの勝負買い目はこれだ

単勝…②ノースブリッジ<1点>
複勝…②ノースブリッジ<1点>
3連複1頭軸流し…②→①③④⑤⑥⑨〈15点〉
3連単フォーメーション…②→①③⑨→①③④⑤⑥⑨〈15点〉

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