【G2】セントウルS2022無料予想 中京競馬場

G2 セントウルS

【セントウルS2022】秋競馬開幕を彩る強力牝馬2頭を「名手の手綱としぶとい末脚」で打ち破る

先週で夏競馬も終わり、今週からはいよいよ秋競馬がスタートする。2022年9月11日の日曜日には、プリンターズSの前哨戦であり、サマースプリントシリーズの最終戦であるセントウルS(GⅡ/芝1200m)が行われる。

今年も2020年、2021年同様に中京競馬場を舞台に、安田記念を勝ったソングラインや、重賞5勝のメイケイエールなど好メンバーが集まった。

過去10年のデータで特筆すべきは、1番人気の成績が【6.4.0.0】と連対率100%という点。また、栗東所属馬が【9.9.10.93】と、西の短距離界トップクラスのスプリンターがステップとして使ってしっかり結果を出しているという傾向が出ている。

「中京開幕週+雨」で決着時計は1.07秒台後半か

今年の中京競馬場での開催は第4回開催の6月12日以来となる。この開催では最終週でも速い時計が出ていたことを考えると、3ヶ月ぶりの今開催、ましてや開幕週であればなおさら高速決着への高い適正が問われる馬場になると見て良いだろう。

ただ、週中にはそれなりに雨も降るようなので、パンパンの良馬場とまではならない可能性が高い。レース当日はしっかりと馬場状態の見極めをする必要がありそうだ。

また、中京芝1200mコース自体は比較的タフさが求められるコースになっている。JRAの中で最後の直線が一番長い芝1200mコースという点に加え、直線では高低差2mの上り坂がある。

さらにコースの中盤あたりから直線に入るまでは下り勾配が続くので息が入りにくいため、スピードだけで押し切るのが難しい。

単純に高速馬場への適性が高いスプリンターというよりは、高速馬場への適性もあったうえで、1400mやマイル戦でも好走できるようなポテンシャルが求められるだろう。

スプリント戦という距離的なところからも基本的にはハイペースになることが多いレースなものの、今年のメンバー構成を見ると逃げ馬が不在で、ミドルペースあたりでレースが進みそう。1.07秒台の後半ぐらいが決着時計と見ている。

◎⑦サンライズオネスト

2走前のGⅠ高松宮記念では9着という着順ながらも、最後の直線では進路がなくなりスムーズさを欠いてのもので、着差も勝ち馬からは0.3秒差。直線で進路を見つけてからはメイケイエールの脚色を上回るぐらい最後までしっかり伸びていたので、もう少しスムーズであればもっと上位に来ていた可能性も十分あった。

前走は前が止まらない展開で多少の出遅れも響いてのものなので、そこまで評価を下げる必要もないだろう。3走前には阪急杯3着と1400mもこなせるパワー、スタミナを備えている点も見せており、改めて今回の舞台は適正が高いことは間違いない。

今回初騎乗となる名手横山典騎手が栗東まで駆けつけて調教も行い、栗東坂路を4F50秒5と好時計をマーク。状態も良さそうで陣営も初タイトル獲得への気合も感じられる。

人気を集めるメイケイエール、ソングラインがそれぞれ不安な点を抱えているので、この馬から勝負してみたい。

○⑤メイケイエール
メイケイエール
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前走の京王杯SCでは道中気性の悪さを少し見せたものの、終わってみればあっさり快勝。

今回と同舞台で行われた2走前のGⅠ高松宮記念では内有利の馬場で17番枠から出遅れ、終始外をまわりながらも最後まで伸び続けて5着と、現在のスプリント界でトップクラスの能力を持つことは間違いない重賞5勝馬。

4ヶ月の休養明けだが状態は良さそうで、陣営や池添騎手の調教後のコメントも順調さをアピールする内容。とはいえ、まだまだ気性から来る折り合いの心配はあるので、1倍代に近い1番人気になるであろう点も鑑み、対抗評価までとした。

▲⑪ソングライン

前走はGⅠ安田記念で勝利。2走前のヴィクトリアマイルでも3角で不利があり、前が残る展開で最後までしぶとく脚を伸ばし、2着馬とはタイム差なしの5着と実績は最上位。

ただ、大目標は米GⅠブリーダーズカップマイルで、そのための一環での1200m戦参戦という陣営の思惑も見え隠れており、勝負気配をそこまで感じられない。

中京コースでは芝1400mながらも3歳時に紅梅Sで強い勝ち方をしているので、能力の違いであっさりという可能性もあるが、初の芝1200mという点もあるので、総合的に判断して単穴まで。

☆⑥タイセイアベニール

直近の成績は11、13、3着とムラがあるものの、どのレースでも最後までしっかり脚を伸ばしており、7歳と高齢ながらもどこかで穴を開けそうな雰囲気のある馬。

中京芝1200mの成績は【1.0.2.4】と数字上ではイマイチなものの、直近で見るとGⅢシルクロードSで勝ち馬メイケイエールと0.3秒差、L競争の淀短距離Sでは3着と決して悪くない成績だ。

3走前の函館SSで3着と好走しているように、スタミナが問われるタフな舞台は得意。雨の影響が強く出てくれば複勝圏内に突っ込んでくる可能性もより高くなるだろう。

今回はペースも短距離にしては比較的緩やかな流れになることが予想されるので、追走も楽になりそうで、道中の位置取り次第では大穴馬券演出の立役者になってくれるかもしれない。

その他、中京コースでの重賞実績もある川田騎手鞍上の⑧モントライゼ、中京芝コース【2.4.0.2】と得意の⑨ダディーズビビットの全6頭で馬券を構成していきたい。

G2 セントウルSの勝負買い目はこれだ

単勝…⑦サンライズオネスト<1点>
馬連…⑦-⑤⑪:サンライズオネスト→メイケイエール、ソングライン<2点>
馬単…⑦-⑤⑪:サンライズオネスト→メイケイエール、ソングライン<2点>
3連複…⑦サンライズオネスト→⑤⑥⑧⑨⑪<10点>

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