【G1】天皇賞(秋)2022無料予想 東京競馬場

G1 天皇賞(秋)

【天皇賞(秋)2022】高速馬場適性抜群、進化する快速4歳馬が12回目の2000m戦で栄冠を掴む

秋の古馬王道、中距離路線の最高峰レース「天皇賞(秋)(GⅠ/芝2000m)」が10月30日(日)に行われる。今年は世代でもトップクラスの3歳馬が出走するが、このレースの過去10年を見ると5歳馬が年齢別で最多の6勝【6.3.4.39(勝率11.5%、連対率17.3%、複勝率25.0%)】と古馬優勢の様相を見せている。

とはいえ、昨年エフフォーリアが19年ぶりに3歳馬での天皇賞(秋)制覇を成し遂げたように3歳馬自体の好走率は【1.1.1.9】で勝率8.3%、連対率16.7%、複勝率25.0%と決して低くない。近年は一線級の3歳馬が「菊花賞よりも天皇賞(秋)を選ぶ」ケースが増えてきているので、今後はさらに好走率が上がってくることが予想される。データ以上に3歳馬には警戒が必要だろう。

Bコース替わりにハイペース逃げ馬、ポイントは総合力の高さ

東京開催は今週で4週目となる。先週は富士Sで1:32.0の勝ち時計、毎日王冠ではレコード決着と、今開催は全体を通して非常に速い時計が出ている。また、前が残る馬場というよりは差し馬や追い込み馬の好走が目立つ「差し有利の馬場状態」といえるだろう。

ただ、今週からはBコース替わりとなる。先週は馬場の内側が荒れてきた影響により、逃げ馬が内を空けて走る場面も見られたが、馬場の傷んだ部分がカバーされることになるので前有利な傾向になる可能性が高い。

舞台となる東京芝2000mは1コーナー奥のポケットからスタートして、コーナーを3つ回るコース。カーブ自体は緩やかでスピードを落とさずに回ることができるので、全体的に速いラップで推移し、最後の長い直線でも速いスピードの持続力を求められる。

さらに今回はパンサラッサという特殊なハイペースで逃げる馬もいるので「スローの瞬発力勝負が持ち味」のような馬には脚がたまらない厳しい展開になる可能性もある。

ハイペースな流れを難なく追走できたうえで、速いスピードを長く持続できる総合力の高いタイプが好走条件になってくるだろう。

◎⑨ジャックドール

ジャックドール
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前走は札幌記念でパンサラッサが逃げて作り出したハイペースな流れを道中3番手から競馬を進め、直線最後に差し切って勝利した。

「逃げてこその馬」というイメージがあったため、必ずしも逃げる必要がないことを証明できたのは収穫の大きい一戦だったといえるだろう。

3走前には金鯱賞で2着のレイパパレに0.4秒差をつけてのレコード勝ち。この高速馬場での高いパフォーマンスは、今の東京の馬場適正に非常にマッチすると見ている。

2走前の大阪杯では逃げて5着と敗れたが、落鉄の影響や展開・馬場も向かなかった面があり、今回は時計の出る東京ということを考えればこの一戦は参考外にできる。

デビューから11戦全てが2000m戦で東京実績もあるまさに天皇賞(秋)が大目標という使われ方。充実の4歳秋で陣営の勝負気配も十分とくれば迷わずの本命視。

◯③パンサラッサ

前走札幌記念でジャックドールに惜しくもクビ差の2着。スタートの行き脚が鈍く、前半5F通過が59.5秒とこの馬にしては物足りない行きっぷりだった。

とはいえ、レース当日の札幌はそれなりにタフな馬場だったので時計以上に消耗度の高い流れだったのは間違いない。そんなタフなレースで最後までジャックドールに抵抗して粘っていた点はやはりGⅠ馬、自力の高さを感じさせた。

今回は同じ逃げ馬にバビットがいるが、速いペースで逃げることこそこの馬の持ち味なので、多少競ってでも間違いなく逃げてくるだろう。後方勢が追走で精一杯という中、好枠を活かしての逃げ粘りの可能性は十分ある。

▲⑦イクイノックス

前走はダービーで2着、2走前は皐月賞で2着という3歳世代の最上位実績馬の1頭。

ダービー、皐月賞ともに18番の大外枠からの発走で、皐月賞は道中かかったものの勝ち馬からは0.1秒差、ダービーは最後の直線でスムーズさを欠いた面もあってのものなので、能力が一級品なのは間違いない。

2歳時には東スポ杯2歳Sで上がり3F32.9の末脚で圧勝するなど、東京の良馬場適正は抜群。今回は古馬に対して斤量面での恩恵もあり鞍上も引き続きルメール騎手で万全なイメージもあるが、やはり気になるのはBコース変わりという点。

ダービーのように差し切れず、という可能性もあるので単穴評価まで。

☆⑧シャフリヤール

前走はプリンスオブウェールズSで馬場が合わずの4着。2走前はドバイSCで鞍上の好騎乗はあったものの海外の強豪相手に2番手からの王道競馬で勝利を収めている。

東京ではダービーでエフフォーリアを差し切って勝利しているし、3走前にはジャパンカップで道中不利を受けながらもコントレイルの3着とコース適性の高さも見せている。さらに2歳時には毎日杯で速い流れの中を4番手から先行してレコード勝ちも収めており時計面での裏付けもある。

中団より前目で競馬でき、ハイペースでもしっかり最後まで脚を使えるタイプの差し馬なので、展開が向けばアタマまであってもなんらおかしくない一頭だ。


その他、前走小倉記念を快勝した好枠①マリアエレーナ、ダービー4着の3歳世代トップクラス馬の⑤ダノンベルーガの合計6頭で馬券を組み合わせていきたい。

G1 天皇賞(秋)の勝負買い目はこれだ

単勝…⑨ジャックドール<1点>
馬連…⑨→③⑦⑧<3点>
3連単1頭軸(1着)流し…⑨→①③⑤⑦⑧〈20点〉

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