【G2】神戸新聞杯2022無料予想 中京競馬場

G2 神戸新聞杯

【神戸新聞杯2022】先行力が武器の速さとタフさ備えた素質馬がリフレッシュして菊花賞戦線の主役候補へ

2022年9月25日(日)、牡馬クラシック最終戦である菊花賞のトライアルレース、神戸新聞杯(GⅡ/芝2200m)が行われる。今年も京都競馬場の改修工事により、2020年、2021年同様中京芝2200mが舞台だ。

上位人気が手堅く好走するレースとして知られ、阪神芝2400mで行われていた2019年以前も含め過去10年で1~3番人気の馬の成績が【10.5.4.11】で勝ち馬は全て3番人気以内の馬から出ている。

特に1番人気馬の成績は【7.1.0.2】と非常に優秀。西の総大将的な馬がステップレースとして順当に勝つ傾向が強いレースだが、今年は春のクラシックの上位馬が不在で、上がり馬も人気馬に名を連ねるメンバー構成だけに、例年とは違った「荒れた」結果になる可能性も大いにありそうだ。

Bコース替わりで引き続き高速馬場が濃厚、本番も見据え機動力も活きる

先週は東西で3日間の変則開催。中京では18日(日)にローズSが行われ、走破時計は1:58.5と開幕週同様に速い時計での決着だった。

19日(月)には台風の影響で、突如ゲリラ豪雨に見舞われるなど馬場状態が悪化。それにより差し馬の台頭が目立ったが、今週からはBコースに替わるので、引き続き高速馬場への適性が問われる馬場状態になると見てよいだろう。

速く走れれば良いのかというと勿論そうではない。中京芝2200mは、2度のゴール前の急坂超えに、アップダウンも激しく、スパイラルカーブを採用しているコースなので、器用さと馬力、タフさも求められる。

展開としては比較的落ち着く形になることが想定される。どうしても逃げたい馬というのは不在で、逃げたほうが好走実績がある馬、逃げるよりは先団で進めたい馬とわかれているので、隊列もすんなり決まりそうな印象。

コースとしてもタフなので序盤から飛ばすと持たないという点もあるが、本番はさらに長丁場の3000m。菊花賞を見据えた馬であれば折り合いにも気を使う必要があることを考えればスローペースが濃厚、ペースが流れてもせいぜいミドル程度になるだろう。機動力が活きる展開になると考える。

◎⑩レヴァンジル

デビュー3戦目の1勝クラス中山芝2000mで今年のダービー3着だったアスクビクターモアとクビ差の2着。また、2走前の阪神芝2200mのすみれSでは、逃げて最後刺されての2着も、今回人気になりそうなヴァローナシチーを完封している。

前走の青葉賞を大敗しているが、この理由としては状態面がイマイチだった可能性が高いと見ている。青葉賞前の最終追い切りでは、全体時計がいつもより大分遅く、調教パターンが好走時と違っていたことや、結果的にレース後に足元にダメージがあったようでそのまま放牧して回復に努めていたということなどから疲労度も高かったのだろう。

今回は、帰厩してから2週連続好時計をマークしており、陣営も「トライアルとしては良好な仕上がり」とコメント。長い距離は合いそうなので、リフレッシュした今、本番も見据えた権利取りに本気度も伝わってくる。

速い東京の馬場をこなせて、タフさを求められる中山、阪神でも同世代の強豪相手に好走。先行脚質も魅力で、騎乗実績のあるデムーロ騎手が鞍上。逃げたい馬がいるので、理想的な3、4番手ぐらいで競馬できれば展開利もあり。人気薄の一発に期待したい。

◯⑪パラレルヴィジョン
パラレルヴィジョン
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故障などの影響により、今年4月の中山で遅いデビューを果たした素質馬。ここまでの2戦は、どちらも時計が出やすい高速馬場で、前傾ラップの少しタフさが求められるレースだったが、ともに2着馬に大きく着差をつけて圧勝した。

2戦目の東京芝2000mでは上がり3Fも33.5をマークし瞬発力の高さも示している。今回は後方からのレースになりそうだが、初戦で魅せたようにコーナーから加速できて長く良い脚が使えるので、捲くりからのロングスパートで他馬を呑み込むような末脚が炸裂する可能性は十分。

初めての遠征、キャリアの浅さなど不安点はあるものの、過去2戦のパフォーマンスからは期待度のほうが高い。

▲⑤ヴェローナシチー

デビューから7戦して全て3着以内と「相手なりに走る」堅実なタイプ。今回と同舞台である中京芝2200mで行われた2走前の京都新聞杯で2着と重賞での当該コース実績もある。

このレースではレコードで勝利したアスクワイルドモアが常に内々で競馬を進め、道中ロスなく運べたのに対し、ヴェローナシチーは終始外をまわり自ら勝負をしかけて最後に刺されるという内容的には一番強い競馬を魅せていた。

前走の白百合Sでも、勝ち馬フェーングロッテンのスロー逃げによく追い上げたものの展開が向かずの2着。フェーングロッテンは、今年のラジオNIIKEI賞を勝利し、古馬混合重賞の新潟記念でも3着だったことを考えれば、同馬の能力も高いと考えて妥当。

中山や阪神のようなタフな馬場でも好走しており、レコード決着にも対応できるので、複勝圏内の可能性が高い一頭だ。

☆⑭プラダリア

青葉賞の勝ち馬で今回の出走メンバー中、ダービー最先着の5着と実績はNo.1。人気も1番人気が予想される。中京ではデビュー初戦、2戦目でどちらも不利などがあっての2着だったものの「勝てていない」という見方もできる。本質的に高速馬場より、少し渋ったようなタフな馬場のほうが向いていると見ているので、今回は疑ってみる形での抑え評価。

今回は人気薄から入るのと、混戦の様相が強いので、その他の馬は京都新聞杯の勝ち馬⑯アスクワイルドモア、ラジオNIKKEI賞3着など重賞実績もある⑨サトノヘリオス、ホープフルS2着の⑦ジャスティンパレス、前走新潟でレコード勝ちの⑫ジュンブロッサム、中京芝2200m2勝クラス勝ち馬②ボルドグフーシュと少々多いが全9頭で馬券を構成していきたい。

G2 神戸新聞杯の勝負買い目はこれだ

単勝…⑩レヴァンジル<1点>
複勝…⑩レヴァンジル<1点>
馬連…⑩レヴァンジル→⑪パラレルビジョン、⑤ヴェローナシチー、⑭プラダリア<3点>
3連複フォーメーション…⑩レヴァンジル→⑤⑪⑭→②⑤⑦⑨⑪⑫⑭⑯〈18点〉

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