主役不在のスプリント路線
競馬ファンにとって楽しみである秋のG1シーズンがスタートする。秋G1初戦は電撃6ハロン戦のスプリンターズSだ。現在のスプリント路線は主役不在ということで、予想をする側としてはかなり難しいレースになるだろう。
今年はナムラクレアが中心だが、いまいちG1では勝ちきれない馬ということで、去年のジャンダルム(8番人気)のように伏兵の勝利もあるかもしれない。
他にはママコチャやアグリ、実績十分なピクシーナイトやメイケイエールなどが中山1200mを舞台にしのぎを削る。
中心はセントウルS組
過去10年の前走別成績を見てみると、中心はセントウルSだ。10年で5勝を挙げ、2着4回という好成績を残している。今年セントウルSからこのレースに臨むのは、アグリやテイエムスパーダを含む6頭。特に充実期であるアグリについては見逃せない存在だといえるだろう。
他に押さえておきたいのが安田記念組だ。過去10年で【2・1・1・6】とまずまずの成績を残している。安田記念から直接このレースに参戦するのはメイケイエールのみ。ここ数戦凡走を繰り返している馬だが、重賞6勝している実績馬ということで、ここで巻き返しがあるかもしれない。
また過去10年の前走距離別成績は以下の通り。
・1000m【0・0・0・3】
・1200m【8・8・7・110】
・1400m【0・0・2・8】
・1600m以上【2・2・1・8】
出走頭数に大きな差があるが、やはり中心は前走1200m組だろう。
牝馬の成績は?
今年のスプリンターズSで上位人気になると見られている馬は牝馬が多い。おそらく1番人気であろうナムラクレアに北九州記念2着のママコチャ。さらには葵Sで見事なスタートダッシュを決めたモズメイメイ、前走セントウルSを逃げ切ったテイエムスパーダも牝馬だ。
過去10年のスプリンターズSで馬券に絡んだ30頭のうち、12頭が牝馬。牝馬だからと割り引く必要はないといえる。
4,5枠が好成績を残している
枠順別成績を見てみると、狙いたいのは4,5枠だ。スプリンターズSのG1昇格後の枠順別成績は以下の通り。
・1枠【3・3・6・47】
・2枠【1・8・5・47】
・3枠【1・2・6・54】
・4枠【9・5・0・49】
・5枠【7・5・1・49】
・6枠【1・3・5・56】
・7枠【6・5・8・48】
・8枠【5・2・2・59】
4,5枠は33年で16勝、2着10回という好成績を残している。逆にあまり成績が良くないのが2,3枠だ。開催最終週ということもあり、馬場の内側の状態はそこまで良くないということで、この結果になっていると考えられる。
4,5枠を中心に買い、内よりも外に入る馬も一緒に押さえておくのがいいだろう。
G1 スプリンターズSの勝負買い目はこれだ
【買い目】
三連単1頭軸マルチ相手5頭
軸
①ナムラクレア
相手
③ピクシーナイト
⑥ママコチャ
⑨アグリ
⑩マッドクール
⑮キミワクイーン
【3連複鉄板10点予想】
①ナムラクレア
⑥ママコチャ
⑨アグリ
⑩マッドクール
⑬ジャスパークローネ
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