【G1】桜花賞2023無料予想 阪神競馬場

G1 桜花賞

【桜花賞2023】”死角なし”リバティアイランドに展開と馬場適性、運を味方につけて番狂わせを狙えそうな穴馬は

5大クラシックの初戦として名高い、スピード自慢の3歳牝馬が集う春の大一番「桜花賞(GⅠ/芝1600m)」が阪神競馬場で行われる。

比較的人気馬の好走が目立つレースで、特に2番人気の馬の成績は過去10年で【4-3-0-3】で勝率は40%、複勝率は実に70%を誇る。その一方、7~9番人気の中穴馬も【3-2-3-22】と大健闘。ただ注意したいのは2桁人気になると一気に好走率が激減する点だ※【0-0-1-87】。

ここにきてレースでようやく能力を発揮できるメンタルを身につけてきたり、そもそもの絶対能力がグンと成長してきたりと、3歳のこの時期は今までのパフォーマンスが一気に向上してくる馬が多数存在する。

あきらかに力が足りない馬を無理に狙う必要はないが「不可解な負けが続いていて、切るに切れないような馬」は狙って損はないだろう。

先週も非常に速い馬場、外回り1600mも大外一気の脚質はマイナスか

レースが行われる阪神芝1600mは、バックストレッチ半ばからスタートして、外回りコースをワンターンぐるりと回るレイアウト。

スタートから4コーナーに至るまではほぼ平坦に近く、4コーナー付近からは下り坂になるため全体的にペースは緩むことがなく、速いラップを刻んでいくことになる。

ゴール前には急坂があるのでここで底力を求められるが、近年はラストの200mも11秒台というレースが続いており、基本的には「速い上がりとキレ」が求められるコースと考えていいだろう。

馬場状況としては、阪神コースは今週で連続開催9週目になる。先々週は週中・土日の雨の影響で時計がかかるタフなコンディションだったものの、先週は雨が降らず気温も上昇した影響で芝の生育が進み、今開催で一番速い時計が出るぐらいのコンディションに。

今週は週中に雨が降る予報が出ているが、それほどの雨量ではなさそうなのと、今週からBコース替わりということもあるので、開催は進んでいるが引き続き非常に速い時計が出る馬場になることが予想される。

直線も長いコースで最後には急坂もあるので差しが有利なイメージがあるが、Bコース替わりで例年以上に馬場状態が良いので高速馬場になることは間違いない。

このあたりの点も踏まえると、差しは差しでも大外一気という脚質はマイナスになりそうだ。理想は「ある程度好位がとれて、終いのキレも持ち合わせた馬」ということになるだろう。

G1 桜花賞の予想

◎⑥モズメイメイ

モズメイメイ
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本命には前走GⅡチューリップ賞を逃げ粘って勝利したモズメイメイ。

出走登録をしていた同型のユリーシャが除外になったため単騎逃げが濃厚となったため、まず展開利がありそうな点で評価できる。

また、前走はスローでの逃げではあったが、当日は外差しが有利な高速馬場だったことを考えると、GⅠのここでも十分やれるパフォーマンスだったと評価して良いだろう。

2走前のこぶし賞も高速馬場のスロー逃げという似たような展開・馬場状態だったがここでも逃げて勝利しており阪神芝1600mでは2戦2勝。

調教では元々動く馬なものの、今回も引き続き調教では非常に良い動きを見せており、好調はキープしている印象。枠順も絶好といえる内枠偶数枠の6番。

現在の馬場状況的に、リバティアイランドを降せるなら展開利も味方につけたこの馬しかいないと見て本命視する。

◯③リバティアイランド

対抗には前走GⅠ阪神JFを快勝したリバティアイランド。

夏の新潟芝1600mでデビューし、上がり31.4秒という驚愕の末脚で2着馬に0.5秒の着差をつけて記憶に残る勝利を収めた。

2戦目のGⅢアルテミスSでは2着に敗れたものの、最後の直線で勝ち馬に進路を締められて、追い出しが遅れに遅れたことが原因での敗戦。

前走の阪神JFも引き続き1番人気に支持され、道中は8番手につけて最後の直線は外へ出し、追われるごとに加速。2着馬を0.4秒も突き放して勝利した。

今回は約4か月ぶりのぶっつけ本番になるが、調教の動きも軽快で伸び脚も鋭い。陣営も「順調」と好感触のコメントを残しており複勝圏内への確率は非常に高いと思われる。

無理やり粗捜しをすれば3番枠という内目の枠が気になるが、一度詰まって負けた経験もあるのでそこは川田騎手が上手く乗るだろう。本命に限りなく近い対抗評価。

ドゥアイズ

単穴には前走GⅢクイーンCで2着だったドゥアイズ。

前走は道中3番手から競馬を進め、最後は勝ち馬のハーパーにキレ負けしたものの「マイルで先行して好走」したことはここに来て活きて来くることは間違いない。

2走前のGⅠ阪神JFではスタートの出がイマイチで、後方からの競馬になり、なおかつ最後の直線も進路が狭くなったことで途中進路変更をしての3着。

決してスムーズではなかったが最後の最後まで2着馬より脚色が優勢だったことを見ると能力は高い。しかも今回は調教で過去最高レベルの動きを見せており、前走からの上積みは十分。陣営も成長を感じる旨のコメントを残しており勝負気配の高さを感じる。

タフな馬場で好成績を残しているので、消耗戦に強いイメージがあるが、時計が出るような馬場で走っていないだけで、瞬発力が求められる舞台でも難なく能力を発揮できるタイプと見ている。馬場状態や展開が噛み合えばアタマまであるかも。

ライトクオンタム

連下の筆頭は昨年のクラシック2冠牝馬のスターズオンアース。

連下の筆頭は前走GⅢシンザン記念を勝利したライトクオンタム。

ディープインパクト産駒最後の世代の一頭。400kg代前半の小柄な牝馬なので、まだハードな調教があまりできないタイプなものの、デビューから2戦2勝でこの舞台に駒を進めてきた。

前走のシンザン記念では、外伸び馬場ではあったが外から豪快に差してきての勝利。スタートで出遅れて、4コーナーで膨らんだ影響によりかなり大外を回していたので距離ロスはそれなりにあったことを考えれば、このレースのパフォーマンスは高かったと評価して良いだろう。

初戦の新馬戦では逃げて勝っており、脚質に自在性があるのも強みだ。調教も先に述べた通り馬体が小さく本格化は先な印象が強いので陣営も様子を見ながらの調教という印象が強く、内容も他馬に比べてあまり目立たない。

いつも通りの内容といえばそれまでだが、この状態でGⅠを勝つのはどうか、というところもあるので連下までの評価に留めた。


その他、前走GⅢチューリップ賞2着の⑨コナコースト、前走GⅠ阪神JF2着の⑪シンリョクカ、前走GⅡFレビューを快勝した⑫シングザットソング、ライトクオンタム同様3戦目での桜花賞挑戦の⑭ペリファーニアを加えた合計8頭で馬券を組み合わせていきたい。

G1 桜花賞の勝負買い目はこれだ

単勝…⑥モズメイメイ<1点>
複勝…⑥モズメイメイ<1点>
馬連…⑥モズメイメイ→③<1点>
3連複2頭軸流し…③⑥→④②⑨⑪⑫⑭<6点>

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